エムリリーマットレスで腰痛悪化？筆者の感想や解決法も紹介

このページでは、実際にエムリリーを使用した筆者の感想とネットの口コミ、腰痛におすすめのモデルを紹介します。腰痛が悪化した口コミも、良くなった口コミも忖度なしで集めてみました。

また、腰痛を悪化させないためのテクニック的なことも紹介しますので気になる方はご覧ください。

エムリリーは腰痛にいい？体験した筆者の感想

筆者がエムリリー（優反発8cm）を実際に体験してみた結果、腰痛に対して特別優れているマットレスではないと感じました。

腰痛対策されたマットレスには、腰部分を少し硬くすることで沈みすぎを防ぐ工夫がされていますが、優反発は強化されていません。

ただ、やや柔らかめな寝心地で、体にフィットしやすい2層構造ですので、体重が軽め〜ふつうの人や、反り腰の人には合いやすいと思います。

また、エムリリーの別シリーズ「ハイブリッド」はポケットコイルの分厚いマットレスですが、腰部分のコイルが硬めにつくられており、腰痛対策がされています。腰痛に悩んでいる人は「ハイブリッド」シリーズを選択するのがおすすめです。

エムリリーで腰痛悪化を感じた人の口コミ

エムリリーの口コミは、全体的に腰痛に対して良い意見が中心でした。

しかし、「腰痛が悪化した」という口コミを探してみると、少数ながらありました。SNSでは悪い口コミが見つからなかったため、ここではAmazonから調べた口コミをまとめています。

腰痛が悪化したという人の中には「エムリリーが柔らかすぎる」と感じる人が多い傾向です。

そのため、体重がある方や筋肉質の方にはおすすめできません。例え11cmの厚みでも、体重がある方にとっては沈み過ぎてしまう可能性があります。

エムリリーよりも硬めのマットレスを探したい方は、ぜひ以下のページをご覧ください。

エムリリーで腰痛改善の効果を感じた人の口コミ

一方、エムリリーに良い印象を持っている口コミは多くみられました。

「腰痛に良い影響があった」という口コミは多くありました。

体重が合っている人にとっては寝心地が良く、体の痛みも感じにくくなったようです。

エムリリーで腰痛を悪化させないための解決法

体重・体型に合った厚みを選ぶ

エムリリーは体重が65kg以下の人であれば、どれを選んでも問題なく使用できる可能性が大きいです。体重が65kg以上でがっちり体型の人は、以下を選ぶときの参考にしてください。

妊婦など体型に変動がある人は、三つ折りかトッパーを購入して手持ちの敷き寝具と合わせ調整しながら使うのがおすすめです。

もしくは、体型が変わっても対応しやすい「ハイブリッド」というモデルを使用するのも良いでしょう。

ローテーションしてヘタリを防ぐ

ローテーションとは、マットレスの上下（頭側・足側）または表裏（体面・床面）を返して使うことで、同じ面に負荷がかかり続けないようにするメンテナンス方法です。

エムリリーでは表裏が決まっているため、上下のみひっくり返して使用できます。

3か月に1回程度を目安にローテーションすることで、マットレスのヘタリからくる底つき感がでないようにしましょう。

トッパーを重ねて寝心地を変える

トッパーとは、マットレスや敷布団の上に重ねて使用する薄手のマットレスです。現在使用している寝具の寝心地を改善するのに使用します。

エムリリーが硬いと感じて腰痛が悪化する人は、上にさらに柔らかいトッパーを重ねましょう。

ただし、逆に柔らかいと感じる場合はトッパーではどうにもできません。むしろ、エムリリーをトッパーとして、硬めのマットレスの上に重ねるのがおすすめです。（エムリリーは薄めのモデルに限る）

エムリリーのマットレスは何N(ニュートン)？

ニュートン（N）とは、マットレスの硬さを表す数値です。

消費者庁が規定する硬さ測定法で得た数値を、ニュートン単位で表示したものになります。110N以上は「かため」、75N以上110N未満は「ふつう」、75N未満は「やわらかめ」と区分されています。

優反発シリーズの場合は、二層構造でそれぞれNの値が違います。商品についていた品質表示によると、上層部（優反発）は70N、下層部（高反発）は140Nです。

エコヘルスとハイブリッドは、公式サイトに記載がなく正確なデータは非公開となっています。

エムリリーマットレスがおすすめな人・向いていない人

どのマットレスも、使う人の体型や予算などの条件によっては向き不向きもあります。

以下では、エムリリーのシリーズ別に「おすすめできる人」と「向いていない人」を解説します。

優反発

「優反発」とは、フィット性と弾力性を兼ね備えたエムリリーのオリジナル素材です。優反発シリーズは、優反発と高反発ウレタンの2層構造のため、体になじみつつも寝返りがしやすいという特徴があります。

硬さは柔らかくも硬くもなく「ふつう」であるため、万人に合いやすい寝心地です。

おすすめな人

優反発シリーズは、厚さ5cm（トッパー）、8cm（三つ折り）、11cm（ベッドマットレス）の3つから選べます。

三つ折りタイプは60kgくらいまでの体重なら程よく沈んで支えてくれるでしょう。優反発のフィット性と弾力性によって、快適な寝心地ときれいな寝姿勢を両立できます。

また、三つ折りタイプは「1枚敷き」でも「使っているマットレスに重ねて使用」も両方可能なので、どちらで使おうか迷っている人にもおすすめです。

11cmのマットレスタイプは底つき感を感じにくい厚みのため、70kgくらいの体重の方でも使える性能になっています。

また、5cmのトッパーなら18,980円から買えるので、予算を抑えつつ寝心地を改善したい人にもおすすめできます。

向いていない人

優反発シリーズが向いていないのは、身長が高く体重もあるがっちり体型の人です。

『身長177cm、体重70kg』の筆者は厚さ8cm（三つ折りタイプ）でギリギリの底つき感でした。

がっちり体型の人が使用する場合は、トッパーもしくは三つ折りを他のマットレスの上に敷いて重ねて使用するか、厚さ11cmを選ぶ必要があります。

エコヘルス

エコヘルスシリーズは低反発と高反発の2層構造で、体に面する部分が低反発のためふんわりと柔らかい寝心地なのが特徴です。

おすすめな人

エコヘルスは反発力がそこまで強くないため、特に体重の軽い女性でも痛くなりにくいでしょう。また、14,980円から購入できるので、低予算で今の寝心地を変えたい人におすすめです。

エコヘルスシリーズはすべて畳んで収納できるため、限られたスペースで使用したい人にもおすすめできます。

向いていない人

エコヘルスが向いていないのは、優反発同様に「体格が良い人」です。体重が70kg以上の人は、三つ折りの1枚敷きで寝ると底つき感があるでしょう。また体が沈むため、体格が良い人は寝返りが打ちにくい可能性があります。

寝心地は柔らかいので、硬めの寝心地を好む人にも向いていません。

ハイブリッド

「ハイブリッドマットレス」は優反発・高反発・ポケットコイルを組み合わせた4層構造で、体圧分散性・寝返りのしやすさ・通気性・耐久性においてバランスの良いマットレスです。

おすすめな人

ハイブリッドマットレスは価格が77,000円〜とエムリリーの中では高価ですが、構造や品質の良さ・10年の長期保証がつくことを考慮すればコスパはかなり良いです。

厚さは24cmあるため、体格の良い人でも底つき感の心配はありません。エムリリーのマットレスの中では最も体が痛くなりにくいシリーズといえます。

また、ポケットコイル構造のため、通気性と耐久性が優れているのも特徴。厚手のマットレスで衛生面が気になる人にもおすすめです。

向いていない人

一方、ハイブリッドマットレスは厚手でかなり重いため、トッパーや三つ折りタイプのように気軽に収納したり持ち運びたりしたい人には向いていません。

また、1枚敷きは推奨されていないため、ベッドフレームを用意する必要があります。

エムリリーマットレスで腰痛持ちにおすすめのモデル

ハイブリッドマットレス

腰部分の硬めのコイルによって寝返りが簡単に打てるため、腰痛持ちの方にとっては最もおすすめのマットレス。

コイルの上には合計6cmの詰め物が入っており、良い意味でコイルの感触を感じにくくなっています。安いマットレスにありがちな「バネ感があって痛い」ということもありません。

エムリリーの中で値段が高めのシリーズではありますが、価格に見合った機能性やサービスが備わっていると思います。腰痛持ちの方はハイブリッド一択です。

優反発「マットレス」厚さ11cm

最もおすすめなのは「ハイブリッド」ですが、予算の都合で選べない場合もあると思います。その場合は「優反発 マットレスタイプ」がおすすめです。

体圧分散性に優れているため、体にぴったりフィットしやすいマットレス。寝返りもそこそこしやすいので、腰痛持ちの方にも悪くはないです。

ただし、薄いモデルだと底つき感が出て、理想的な寝姿勢が保てない可能性があります。優反発にする場合は、11cmのマットレスタイプを選択しましょう。

三つ折りタイプは、「折り目の部分が隙間になって気になる」「体格が良ければ底つき感がある」といったデメリットがあります。

【まとめ】腰痛に良いマットレスをお探しの方へ

エムリリーで腰痛悪化した人は少数ながらいました。特に「寝心地が柔らかすぎる」と感じているようですので、体重がある人にとってはあまりおすすめできません。

腰痛持ちの方には「ハイブリッド」もしくは「優反発マットレスタイプ」がおすすめです。

また、購入後もマットレスを上下ローテーションさせて、へたりを分散させるのが重要です。長く使えるのはもちろん、寝心地も悪化しにくくなります。

エムリリー以外に腰痛におすすめのマットレスをお探しの方はぜひ以下のページをご覧ください。