「マニフレックスの寿命はどれくらい?」
上記のような疑問を抱えている方もおられるでしょう。
本記事では、マニフレックスの寿命や耐久性について、また劣化を見極めるサインについて解説していきます。マニフレックスのマットレス購入をお考えの方や、交換を検討中の方はぜひ参考にしてください。
マニフレックスの寿命・耐久性は?
マットレスは決して安い買い物ではありません。そのため、寿命や耐久性が気になるのも無理のないことでしょう。ここでは、マットレスの寿命や耐久性について解説していきます。
マットレスの寿命・耐久性
耐久年数 | 密度 | 復元率 |
---|---|---|
1〜3年 | 20~30D | 95%以下 |
3〜5年 | 30~35D | 96%程度 |
5〜7年 | 35~40D | 97%程度 |
8〜10年 | 40~45D | 98%程度 |
10年以上 | 50D以上 | 99%以上 |
マニフレックスのマットレスは大体5~8年程度が寿命だと言われています。とはいえ、マニフレックスのマットレスといっても、数種類のモデルがあり、それぞれ使っている素材の品質が異なります。素材の品質によっても寿命は変わってくるでしょう。
たとえばメッシュウィングであれば5~7年程度、オクラホマであれば6~8年程度が寿命です。なかには「10年使っている」という人もおり、使用環境や手入れの仕方によって差が出てくるでしょう。
ウレタンマットレスは密度によっても耐久性が変わります。密度とは「体積にどれだけ素材が詰まっているか」という意味です。密度が高ければ高いほど、中に素材が詰まっており、耐久性が高く寿命の長いマットレスになります。へたりにくいマットレスが欲しいという方は、密度の高いマットレスを選ぶようにしましょう。
枕の寿命・耐久性
マニフレックスの枕は3~5年程度が寿命です。3年を過ぎると、次第にへたれや汚れが気になるようになる人が少なくありません。枕を交換する人も多くなるので、最大でも5年程度だと見積もっておくといいでしょう。
ただし、マットレスと同じように枕もお手入れ次第で寿命が変わってきます。カバーをこまめに洗濯したり、ピローケースを使うことで長く使うことができるでしょう。マニフレックスの枕にはすべて3年保証がついているため、正しい使い方をしていれば3年は使うことができます。
マニフレックスがへたってきた?劣化を見極めるサイン
マットレスの寿命については「へたり」を目安に判断しましょう。マニフレックスのマットレスは、「エリオセル」という素材を使っています。「エリオセル」はマニフレックス独自の高反発フォームです。
適度な反発力で支えてくれるのが特徴ですが、使っていくうちに反発力は弱まっていきます。そして、寿命が近づくにつれてへたりが目立つようになってくるのです。
- 押した部分がなかなか元に戻らない
- 柔らかく反発力がない
- 一か所がずっと凹んでいる
- 寝て起きると身体が痛い
上記のような症状が出てくると、マットレスがへたってきたということになります。その状態で使い続けると、睡眠の質が悪くなりますし、腰痛や首肩の痛みの原因になるので買い替えるようにしましょう。
マニフレックスの保証はへたりが対象
マニフレックスのマットレスや枕には長期保証が付いています。保証期間内であれば、何か問題があった時に製品を取り替えてくれるのです。
枕はすべて3年保証が付いていますし、マットレスの中には15年保証が付いているものもあります。保証内容は「芯材の変形凹に対する保証」です。たとえば、下記のような状態の場合に保証が適用されます。
- 人が乗っていない状態でも凹んでいる
- 押した箇所が復元しない
上記のような症状が出た場合は、購入店舗を通して検査を行った後に取り替えてくれるのです。カビの発生や湿気によるへたり、また側地の破損や汚れは保証対象外ですので注意しましょう。
マニフレックスの寿命を縮める行動
マニフレックスのマットレスや枕の寿命を縮める行動について解説していきます。
マットレスを物置にする
まずはマットレスを物置にする行為です。ついついマットレスの上に物を置きたくなってしまいますが、重たい物を乗せるとマットレスに負担がかかります。マットレスの上には物を置かないようにしましょう。
マットレスをソファにする
マットレスをソファにするのもNGです。マットレスの上に座ると、その部分に負荷がかかります。長時間マットレスに座るなど、負荷をかける行動はしないようにしましょう。
シーツ等なしでそのまま使用する
シーツなどを使わず、そのまま使用することも避けるようにしてください。シーツを使わないと、皮脂や垢が直接マットレスに蓄積されていきます。ダニやカビの発生原因となりますので、シーツを付け、こまめに洗濯するようにしましょう。
汗や湿気を意識しない
汗や湿気を意識しないと、マットレスの寿命は短くなります。人間は寝ている間に、コップ一杯分の汗をかくと言われています。つまり、マットレスには毎日コップ一杯分の水分が溜まっている状態ということです。
マニフレックスのマットレスのようなウレタンマットレスには、湿気のある状態で重圧がかかると通常よりもへたりやすくなるという特性があります。こまめに乾燥させ、湿気を逃がさないとカビだけでなく、へたりの原因となるので気を付けましょう。
マニフレックスの寿命を伸ばすコツ7選
マニフレックスの寿命を少しでも伸ばすためには湿気とへたりの対策が必要です。それぞれの対策を具体的に解説していきます。
湿気の対策
湿気の対策として、下記を心がけてください。
- 壁に立てかける
- 除湿シート・除湿パッド
- すのこベッドフレーム
- 部屋の湿度管理
①壁に立てかける
まずマットレスを壁に立てかけるようにしましょう。壁に立てかけることで、風が通るようになります。寝ている間にこもった湿気を逃すことができるでしょう。重たいマットレスを干すのは大変ですが、壁に立てかけるだけなら毎日行えます。少なくとも2週間に1度は風を通すようにしましょう。
②除湿シート・除湿パッド
除湿シートや除湿パッドを使うことも対策のひとつです。マットレスの下に敷くと、マットレスの湿気や汗を吸い取ってくれます。マットレスのカビ発生を防ぐことができるでしょう。マニフレックスでは「マニシート・ドライ」という除湿シートも販売されています。消臭や抗菌にも優れているので、ぜひ一緒に購入してみてはいかがでしょうか。
③すのこベッドフレーム
すのこベッドフレームを使うと、マットレスの寿命を延ばす効果が期待できます。マットレスを床に直置きすると、どうしても湿気がこもりやすくなります。すのこベッドフレームなら、板に隙間があるため、その隙間から湿気を逃すことができるのです。
④部屋の湿度管理
部屋の湿度管理も重要です。部屋の湿度が高いと、マットレスを壁に立てかけても湿気を逃せません。窓を開けて換気したり、換気扇を使うなど、部屋の湿度を外に逃がすようにしましょう。梅雨の時期にはエアコンを使うことで、湿度管理をすることも可能です。
へたりの対策
へたりの対策としては下記を試してみてください。
- 上下裏表のローテーション
- 布団乾燥機
- 物を乗せない、乗らない
⑤上下表裏のローテーション
まずは上下裏表のローテーションをこまめに行いましょう。ローテーションをすることで、同じ箇所に負荷がかかるリスクを避けられます。ひっくり返すだけでなく、頭と足の位置を換えることで、マットレスの寿命を延ばすことができるでしょう。
⑥布団乾燥機
布団乾燥機があれば、積極的に使うようにしましょう。マットレスによっては布団乾燥機を使えないものもありますが、マニフレックスのマットレスは布団乾燥機が使用できます。温度による硬度変化が少ないので、乾燥させるためにも定期的に布団乾燥機を使うようにしてください。
⑦物を乗せない、乗らない
最後の対策は「物を乗せない、乗らない」ということです。先述したように、一か所に負荷がかかるとその部分からへたりやすくなります。物を置いたり、マットレスの上に乗ることは避けるようにしましょう。