コアラマットレスを購入したのなら、しっかりとカビ対策をする必要があります。このページでは、コアラマットレスにカビが生えた人の口コミやカビ対策について詳しく掘り下げていきます。
カビが生えた人はいる?
どんな対策がある?
といった疑問がある方には参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
【前提】マットレスにカビが生える理由
- 多湿
- 高温
- ゴミ
困ったことにマットレスには、カビが増殖する条件が揃っています。
発汗による多湿
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくため、マットレスは長い時間多湿状態となります。そして、マットレスには人が乗っているうえ布団もかぶさっているので、水分の逃げ道がほとんどありません。さらに、ベッドフレームを使わずマットレスを直置きした場合、湿気が床面へと溜まっていき結露が発生します。発生した結露をそのまま放置しておくと、マットレスだけでなく床にもカビが発生する原因となってしまいます。
カビが好む温度
カビは気温が20~30℃のときに繁殖しやすくなります。そのため、人の体温によって温められたマットレスはカビが活動しやすい環境となっています。
栄養分となるゴミ
人の体から出る皮脂や髪の毛、ほこりなどの「ゴミ」はカビの栄養分です。そのため、マットレスが汚れていればその分だけカビが増殖してしまう原因となります。
コアラマットレスにはカビが生えやすい?
コアラマットレスに限らず、ウレタンフォームのマットレスは蒸れやすい素材です。そのうえ、コアラマットレスは各シリーズ20cm以上もの厚みがあるので、湿気が逃げにくい構造といえます。そのため、コアラマットレスは薄型マットレスやコイルマットレスと比べれば、「カビが生えやすい」ということになります。ただ、メーカー側の湿気対策としてウレタン下層に通気孔を開けたり、放湿性の高いカバーを採用したりとさまざまな工夫がなされています。しかし、コアラマットレスは高密度のウレタンが詰まっているため、お手入れなしでカビを防ぐのは難しいでしょう。
コアラマットレスにカビが生えた人はいる?
Twitterでコアラマットレスにカビが生えた人を探してみたところ、3件見つかりました。コアラマットレスに関するあらゆる口コミの中たった3件なので、コアラマットレスにカビが生えた人はそこまで多くないようです。しかし、中にはベッドフレームごとカビてしまった人もいるので、やはり定期的なお手入れは必須だということが分かりました。
コアラマットレスの基本的なカビ対策
湿気は目に見えないからこそ、カビが発生してしまう前にお手入れが必要です。しかし、頭では分かっていても忙しくて頻繁にお手入れできないのが現実でしょう。まずは、最低限のお手入れを紹介します。
2週間に1度はコアラマットレスを壁に立てかける
これだけでひとまずはOKです。なぜかというと、マットレスを定期的に干すことでカビが繁殖しにくい状態を保てるからです。さらにカビさせないだけでなく、マットレスのヘタリを防ぎ、長持ちさせるうえでも有効です。
また、なるべく天気のよい日に部屋の窓をあけてマットレスを室内に立てかけましょう。直置きでの使用はメーカー側も個人的にもおすすめしていませんが、マットレスを直置きしなければならない場合は週1のペースで干してください。事情があって直置きせざるを得ないのなら、壁に立てかける頻度を多くしましょう。
コアラマットレスの徹底的なカビ対策4つ
マットレスを干すことは基本中の基本です。しかしそれだけでは「十分なカビ対策」とは言えません。コアラマットレスをより清潔に長持ちさせるために、徹底的なお手入れ方法をお伝えします。
すのこ状のベッドフレームを使う
通気性が上がるすのこ状のベッドフレームは、カビ対策に最適です。すのこベッドは床からマットレスを離してくれるだけでなく、板と板に隙間が空いているため放湿しやすい構造になっています。そのため、マットレスだけでなくベッドフレーム自体もカビにくくなります。また、床との距離があることで「ほこりを吸い込みづらい」というメリットもあります。
除湿シートを使う
除湿シートはマットレスの下に敷くだけで吸湿性が上がるため、軽くて取り入れやすいアイテムです。寝心地にもほとんど影響がないため、コアラマットレスの良さを失うこともありません。
シーツや敷きパッドをまめに洗う
シーツや敷きパッドは、週1で洗いましょう。シーツに汗や皮脂、髪の毛などを蓄積させるとカビが生えやすくなります。また、一見きれいに見えるシーツやパッドでも毎日肌に触れているため汚れが付着しています。したがって、シーツ交換の際は汚れを散らさないよう丁寧にはがしてください。また、洗濯後はしっかりと乾かすことも大切です。
部屋を除湿する
マットレスに湿気を溜めないためには、部屋全体の除湿も大切です。365日いつでも除湿するには、除湿機やエアコンを活用するといいでしょう。電気代はかかってしまいますが、その分確実に除湿ができます。また、据え置き型の除湿剤も効果的です。寝室のクローゼットや押し入れも湿気を溜めこみやすいので、ベッド周りだけでなくクローゼットにも据え置き除湿剤を設置するといいでしょう。
コアラマットレスにカビが生えてしまった場合の対処法3つ
消毒用エタノールを使う
体に優しい消毒用エタノールを使う方法です。カビの黒ずみは落とせませんが、安全にカビを除菌できます。
- 消毒用エタノール(スプレータイプ)
- 布
マットレスが湿るくらいたっぷり吹きかけましょう。
布をお湯で濡らします。水気はゆるく絞る程度でOKです。
布でマットレスをこすってしまうとカビが広がるので注意しましょう。
風通しの良い場所で乾かしましょう。ドライヤーでしっかり乾かすのがベストです。
酸素系漂白剤を使う
酸素系漂白剤なら、除菌だけでなくカビの黒ずみも落とせます。酸素系漂白剤の種類は、洗浄力の高い「粉末ワイドハイター」か「オキシクリーン」がおすすめです。色落ちの心配もありません。
- 酸素系漂白剤
- スプレーボトル
- 布
製品によって適したお湯の温度や量は違います。使用法に沿って適温・適量を守ってください。
溶かした酸素系漂白剤をスプレーボトルに入れ、カビた部分に吹きかけます。
お湯で濡らした布をゆるく絞り、トントンと叩くように拭き取ります。
風通しの良い場所で乾かしましょう。ドライヤーでしっかり乾かすのがベストです。
市販のカビ取りスプレーを使う
カビ取りスプレーといえばお風呂など水回りに使うものが主流ですが、マットレスや布団専用のカビ取りスプレーもあります。その多くは塩素系漂白剤が使われているので、マットレスが色落ちしてしまう可能性があります。そのため、どうしても落としきれないカビに市販のカビ取りスプレー使うといいでしょう。
- カビスプレー
- ゴム手袋
使用法は製品によって異なります。洗剤の中でも強力なタイプなので肌に触れないよう注意してください。
コアラマットレス専用ベッドフレームがカビた場合
マットレスと違い、ベッドフレームにカビが生えた場合はまず公式サイトに問い合わせてみることをおすすめします。調査の結果ベッドフレームの場合は使い方の問題でなく、初期不良の可能性もあるようです。
コアラマットレスはカビても返品できる?
コアラマットレスには、120日間トライアル・10年品質保証がありますがカビた場合は、返品・交換できません。カビはあくまで自己責任となります。衛生面だけでなく、経済面からみてもまめなお手入れをおすすめします。
コアラマットレスのお手入れに関する質問
- 直置きできる?
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直置きはおすすめしない
詳しくみる
メーカーは、床から7cm以上高さがあるベットフレームとの使用を推奨しています。どうしても直置きしなければならない場合は短期間に留めましょう。
- カバー・中材は洗濯できる?
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カバーはできる、中材はできない
詳しくみる
カバーは中性洗剤で手洗いできます。洗濯機の使用は毛玉の原因となるので控えましょう。
中材のウレタンは、水で品質が変わるおそれがあるため洗濯できません。
- 天日干しした方がカビを防げる?
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コアラマットレスは天日干しできない
詳しくみる
コアラマットレスをはじめウレタン素材は熱に弱いので、天日干しできません。
劣化・変形の原因となるので天日干しは避けましょう。
まとめ
コアラマットレスは10年使えるマットレスです。しっかり役目を果たしてもらうには、カビ対策のお手入れが欠かせません。2週に1度マットレスを立てかけることを忘れず、余裕のあるときは当ページで紹介した『徹底的なカビ対策』を行ってみてください。