マットレスは適切にお手入れができていないと、カビが生えるのはもちろん、へたるのが早くなって寝心地にも影響が出てきます。
特に、エムリリーのようなウレタン素材のマットレスは要注意。湿気に弱いので、出来る限りの対策をしましょう。
マットレスを清潔に保ちたい
長く使いたい
これらが解決する内容をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。せっかく良いマットレスを購入したのなら、良い状態を保ち気持ちよく眠れるようにしましょう。
エムリリーのお手入れが楽になる基本の敷き方
エムリリーのマットレスは、敷き方によってお手入れ方法を楽に行うことが可能です。マットレスの種類に応じた、おすすめの敷き方を解説していきます。
トッパー
エムリリーのトッパーは湿気を逃すために、すのこ状ベッドフレームや除湿シートの上に寝具を敷いて使うようにしましょう。トッパーは手持ちのマットレスや敷布団の上に敷いて使います。寝具が重なるため、風通しが悪くなり全体に湿気がこもりやすくなってしまうのです。
エムリリーのトッパーは、エコヘルスシリーズと優反発シリーズの2種類があります。エコヘルスシリーズの厚さは3㎝と5㎝、優反発シリーズの厚さは5㎝です。どのトッパーでも、すのこ状のベッドフレームや除湿シートと併用するようにしましょう。
三つ折り
三つ折りタイプの製品は、除湿シートの上に敷くのがおすすめです。三つ折りタイプは、厚さ9㎝のエコヘルスシリーズと8㎝の優反発シリーズの2種類があります。1枚敷きでも手持ちのマットレスや敷布団の上に敷いても使えるマットレスです。
収納しやすいので直置きしても良いでしょう。もし直置きする場合は、湿気がこもらないように必ず一番下に除湿シートを敷いて使うようにしましょう。
ベッドマットレス
ハイブリッドマットレスや11㎝の優反発シリーズといったエムリリーのベッドマットレスは、すのこ状ベッドフレームに敷くのがおすすめです。
すのこ状ベッドフレームは隙間が空いているため、マットレスの通気性が良くなりヘタリづらくなります。さらに床面から離れるため、ほこりっぽくならないのもメリットです。
エムリリーのお手入れはこれでOK!カビ・ダニ対策6選
エムリリーのマットレスを使う際に、一番気を付けたいのが「カビ・ダニ」です。それらが発生すると、身体にも悪影響となります。日ごろからカビやダニの対策を心がけましょう。
カビやダニの対策として、下記の方法がおすすめです。
- 陰干しする
- すのこ状ベッドフレームを使用
- 除湿シートを敷く
- カバーを洗う
- 部屋の換気
- ローテーションして使う
それぞれの方法を詳しくみていきましょう。
陰干しする
頻度は週に1回程度が理想ですが、難しい場合でも2週間に1回は干すようにしてください。1回の陰干しで3~4時間ほど干すと、湿気を逃すことができます。エムリリーのマットレスはウレタン素材で、直射日光に弱いという特徴があります。中材が変色したり、劣化するのを防ぐために陰干ししましょう。
汗をかきやすい夏はもちろん、寒い冬でもマットレスには湿気がこもります。夏に限らず、1年通して陰干しすることがカビ・ダニ対策につながるでしょう。
すのこ状ベッドフレームを使用
板と板の間に隙間があるすのこ状ベッドフレームを使うことで、カビ・ダニを予防できます。すのこ状ベッドフレームを使うことで、マットレス本体と床面の間に空気の通り道が作られるからです。それにより通気性が良くなり、カビ・ダニの発生を抑制できます。
また、すのこ状ベッドフレームを使うことで、寝る際に埃っぽくならないのも大きなポイント。床から距離があるので、ハウスダストやダニのアレルギーのある方にとってもおすすめです。
除湿シートを敷く
薄手で軽い除湿シートは、敷くだけで湿気対策になるので取り入れやすい方法といえるでしょう。除湿シートは一般的に寝具の一番下に敷くアイテムです。寝汗を吸ってほしいからといって、体に近い部分に敷くとエムリリーの寝心地が変わってしまいますので注意しましょう。
カバーを洗う
エムリリーのマットレスカバーは、週に1回程度は洗濯するようにしてください。人は就寝中にコップ1杯分の汗をかくといわれています。そのため、カバーが湿気を含み、カビやダニの温床となりやすいのです。
エムリリーのカバーはポリエステル素材のため、裏返しにしてネットに入れた方が毛玉になりにくくなります。ただし、エコヘルスシリーズ3㎝と5㎝はカバーの取り外しができません。
また、エムリリー全製品はカバーが劣化してしまっても、カバーのみの購入はできません。そのため、備え付けのカバーだけでなく、その上にシーツやトッパーをかけて汚れを防ぐことがおすすめです。
部屋の換気
部屋の換気をすることで、マットレス本体の湿気を逃しやすくなります。日中は窓を開け、部屋全体の湿度を下げるようにしましょう。
真冬や雨の日などは、扇風機やサーキュレーター・除湿機を使うことがおすすめです。風の流れを作るだけでも、湿気はこもりにくくなります。
ローテーションして使う
マットレスはローテーションして使うことで、劣化を防ぐことができます。ローテーションとは、マットレスの上下表裏を定期的にひっくり返して使う方法です。体圧がかかりやすい箇所が変わるので、へタリを防ぐことができます。マットレスが長持ちするので、必須のお手入れです。
ただし、エムリリーのマットレスは表裏をひっくり返せないので注意してください。
エムリリーやってはいけないお手入れ3選
エムリリーのマットレスにやってはいけないお手入れは下記の通りです。
- 天日干し
- 中材の水洗い
- 布団乾燥機
上記3つの方法について、詳しく解説していきます。
天日干し
エムリリーのマットレスは、すべての種類にウレタン素材が使われています。ウレタンは直射日光に弱いという特性があるので、干し方には注意が必要です。直射日光に当てると、変形や変色のおそれがあるので気を付けましょう。
中材の水洗い
エムリリーの中材に使われいるウレタンは洗濯できませんので、絶対に水洗いはしないようにしましょう。
ウレタン素材は水に弱い素材です。水洗いしてしまうと、耐久性や機能にも大きく影響します。汚れを落としたい場合でも、水洗いは避けるようにしてください。表面の汚れは、掃除機や粘着テープで取り除くようにしましょう。
布団乾燥機
ウレタンは熱に弱い素材です。布団乾燥機は高温になるので、使用しないようにしましょう。ただし、高温にならない送風モードであれば使用可能です。マットレスの内部に風を送り込むことで、湿気を放出することができます。
エムリリーが汚れてしまった場合のお手入れ方法
エムリリーが汚れてしまった場合のお手入れ方法をご紹介していきます。汚れの種類によって、対処方法が異なるので注意しましょう。
カビの黒ずみ
- 消毒用エタノール(スプレータイプ)
- 布
カビが目立つ部分を布で拭き取りましょう。カビが飛散しないようやさしく拭くことがポイントです。
マットレスが湿るくらい吹きかけましょう。
やさしく叩きながら拭き取るのがポイント。こすり取ろうとすると、カビをマットレスに広げてしまうので注意が必要です。
濡れたままだと、またカビを生やしてしまいます。
黒ずみを落としきれない場合は、寝具用のカビ対策スプレーがおすすめです。カビ取りといえばキッチンの漂白剤を使いたくなりますが、肌に触れることが想定されていないので使わないようにしましょう。
液体汚れ
- クエン酸水
- 中性洗剤
- 布
クエン酸水を布に含ませて、丁寧に拭き取りましょう。
クエン酸水で汚れが落ち切らない場合は、中性洗剤を染み込ませた布で叩き洗いをしていきます。
中性洗剤が残らないように湿らせた布で洗剤を拭き取りましょう。しっかりと水分を絞り切るようにすることがポイントです。
マットレスに水分が残っていると雑菌が繁殖してニオイの元になります。ドライヤーを使ってしっかり水分を飛ばすようにしましょう。
おねしょやペットによるアンモニア臭には、特にクエン酸が効果的です。中和反応で臭いを取り除くことができます。
血液汚れ
- セスキ炭酸ソーダ水(スプレータイプ)
- 布
血液汚れがついた部分全体にセスキ炭酸ソーダ水を吹きかけます。マットレスが湿るくらいを目安にしましょう。
まんべんなくセスキ炭酸ソーダ水を吹きかけたら、5〜10分置いておきましょう。
乾いた布でやさしく叩きながら、布に汚れをうつし取っていきます。布に血液汚れがうつらなくなるまで、丁寧に叩き洗いすることがポイントです。
最後は風通しのよい日陰またはドライヤーでしっかり乾かしましょう。
上記は血液汚れのほか、赤ちゃんのミルク汚れなど吐しゃ物にも対処できる落とし方です。
エムリリーのカビ・ダニは保証対象外
エムリリーのマットレスには返品保証が付いていますが、対象となるのはヘタリのみです。カビやダニの発生は、返品保証の対象外となりますので注意しましょう。
カビやダニを理由とした返品はできませんので、定期的なお手入れが必要不可欠です。健康面・経済面どちらのためにも、当記事でご紹介したようなお手入れを行っていきましょう。
まとめ
エムリリーのマットレスは高品質なので、日ごろからお手入れを欠かさないようにしましょう。メンテナンスを怠って、カビやダニが発生してしまうとせっかくのマットレスが無駄になってしまいます。
陰干しやカバーの洗濯など、すぐにでもできるお手入れ方法ばかりですのでぜひすぐにでも取り入れてみてください。できる限りのお手入れをして、エムリリーのマットレスを長く使えるようにしましょう。