Sleepenrich(スリープエンリッチ)から販売されている「蒸れないもっちりマットレス」というマットレストッパー。
トッパーとは、通常のマットレスの上に重ねて使用する「薄いマットレス」のことです。マットレス自体を丸ごと買い換える必要がないため、コスパ良く睡眠環境を変えられるというメリットがあります。
このページでは、蒸れないもっちりマットレスを実際に使ってみた感想について詳しく紹介していきます。この商品が気になっている方はぜひ本ページのリアルな感想を参考にしてみてください。
スリープエンリッチ「蒸れないもっちりマットレス」を実際に使ってみた感想・レビュー
価格(税込) | 39,800円~ |
タイプ | 低反発ウレタン(凹凸カット加工) |
硬さ | |
厚さ | 4cm |
耐久年数 ※推定 | 7年程度 |
重量 | 約3.5kg |
保証 | 返品保証:60日 品質保証:1年 |
サイズ | シングル セミダブル |
体圧分散性 | ●●●●● 5.0 |
寝返りの打ちやすさ | ●●◐◌◌ 2.5 |
起床時の体の軽さ | ●●●●◌ 4.0 |
通気性 | ●●●●◌ 4.0 |
寝心地 | ●●●●● 5.0 |
耐久性 | ●●●●◌ 4.0 |
カバーの肌触り | ●●●◐◌ 3.5 |
腰痛軽減度 | ●●●●◌ 4.0 |
底付き感のなさ | – ※トッパーのため評価なし |
平均評価(快眠度) | 4.00 / 5.0 |
実際にスリープエンリッチ「蒸れないもっちりマットレス」を2週間程度使用してから感じたことをまとめてみました。
寝心地について
ガムのような感触、低反発だけどやや硬め
まず最初に、低反発なのに「やや硬め」の寝心地であることに驚きました。ずっしり感があって意外と沈みすぎないため、ファーストインプレッションから安価な低反発マットレスとは違う印象です。マットレスを触ってみると、低反発ながらに弾力を感じて「ガム」を連想させるような感触でした。やや硬めとはいえ低反発なので体の曲面にじんわりとフィットし、体を全面で支えてくれます。
温度で硬さが大きく変化する
ウレタンフォームは性質上、温度によって硬さが変わってしまう素材ですが、特に「蒸れないもっちりマットレス」は温度によって硬さが変化すると感じました。冬にマットレストッパーを使用したところ、朝起きた時には体が触れていない箇所はかなり硬め。だからといって寝心地や睡眠に大きな影響があるかと聞かれればそうでもないのですが、夏はどの程度やわらかく感じるのかも気になります。また夏に試したらレビューを更新したいと思います。
フィット性について
浮きがちな腰もしっかり支える
一般的に仰向けで寝転がると、完全に腰が浮かないにしても体重が均一にかかりません。お尻や肩のような出っ張った部分が大きな体重を支えているため、そのアンバランスによって翌朝に体の痛みを感じます。ところが「蒸れないもっちりマットレス」では出っ張っていない腰や脚などでも密着し、全身で体重を支えられる感覚でした。腰に不自然に力がかからないので、寝姿勢による腰痛には非常に効果的なのではないかと思います。
圧迫感を減らしたいならプロファイル面
表裏で寝心地を変えられる中材ですが、フラット面でも体にフィットするのは素晴らしいと感じました。フラット面でも圧迫感がすごくあるわけではないのですが、凸凹にカットされている「プロファイル面」は体に密着しすぎないため蒸れを感じやすい方に向いているかと思います。また季節によって面を変えるのもおすすめです。夏は暑苦しくならないようにプロファイル面、冬は体温を保持しやすいようにフラット面を使うというのもアリだと感じました。
通気性について
低反発素材なのにイヤな蒸れは感じなかった
低反発素材は熱を逃がしにくいうえに体に密着しすぎるため、暑さや湿気の問題から寝苦しいと感じる方も多い素材です。ですが「蒸れないもっちりマットレス」を二週間以上使ってみて、蒸れやすいとは感じませんでした。まだ冬しか試していないため何とも言えませんが、夏でも暑苦しくなりにくそうな印象です。また夏に使用してみて感想を追記したいと思います。
肉眼でもわかるほどの気泡の大きさ
前述のように蒸れにくいと感じた要因として、マットレスの中材のウレタンフォームが「オープンセル構造」であることが挙げられます。オープンセル構造とは、ウレタンフォームの気泡と気泡がつながっているものを指します。気泡がつながっているうえに外側の膜もないため、一般的なウレタンフォームよりも通気性が優れているというわけです。
様々なウレタンマットレスを見てきましたが、他と比べて「蒸れないもっちりマットレス」は非常に気泡が大きいのが一目でわかります。「過去に低反発で蒸れが気になって眠れなかった」という方も試してみる価値があるマットレストッパーだと感じました。
ちなみに、使用しているウレタンフォーム「ムマック」の名前の由来は『無膜』から来ています!
耐久性について
高密度のため一般的な低反発よりは長持ちしそう
ウレタンマットレスの耐久性は「密度」に影響します。しかし、こちらのマットレストッパーは公式HPなどで密度に関する記載がありませんでした。正確な情報ではないですが、筆者が自分でざっくり計算・計測してみたところ『50D』前後に相当する密度であると推測できました。
耐久年数 | 密度 | 復元率 |
---|---|---|
1〜3年 | 20~30D | 95%以下 |
3〜5年 | 30~35D | 96%程度 |
5〜7年 | 35~40D | 97%程度 |
8〜10年 | 40~45D | 98%程度 |
10年以上 | 50D以上 | 99%以上 |
上記の表で「密度50D」というと10年の耐久性となってしますが、実は沈み込みやすい低反発素材では -10D くらいが適正な耐久性だといわれています。そのため、蒸れないもっちりマットレスは7~8年程度の寿命があると言えるでしょう。
腰痛に対して
密着するため反り腰の人にもおすすめ
反り腰の方はマットレス選びで非常に悩まれると思います。腰とお尻で高さに差がはっきりあり腰だけが浮きやすいためです。そこで反り腰の女性(身長165cm, 体重50kg後半)にも試してもらったところ、今までで一番合っていて全身を支えてくれるとのことでした。そちらの女性は埋まる寝心地が苦手で低反発が嫌いだったのですが、蒸れないもっちりマットレスを体験してみて「これは良い」「低反発の見方が変わった」と感じたようです。とはいえ筆者個人としては、低反発はトッパーとして2~4cm程度で薄く使用するのをおすすめしています。分厚いとかなり埋まる感覚が出てきてしまうためです。その点こちらのマットレストッパーはちょうど良く、腰が浮いてしまうことに悩んでいる方にはおすすめしたい製品だと感じました。
寝返りする際、体が重く感じる
低反発は腰が浮かないという観点からは良いですが、弾力性には欠けるため寝返りをする際に力が必要です。筋力が弱い方や妊娠中の方にとっては向いていないと思います。「特に寝返りがつらいわけではない」と普段から感じている方におすすめです。
お手入れについて
薄いわりに重たい
厚さ4cmのマットレストッパーでありながらプロファイルカット加工されているため、重量は比較的軽いかなと思っておりました。ただ実際は見た目以上にずっしりしていて「重たいな…」というのが最初に持ってみた感想です。重たいのは高密度がゆえの仕方ない問題なので、耐久性のあるマットレスを求めるなら妥協すべき点かと思います。とはいってもシングルサイズで3.5kgなので、持ち上がらないという心配は全くありません。定期的にマットレストッパーを剥がして通気させたり、シーツを取り替えたりしてもすごく大変ではないと思います。
中材の入れ替えが大変
カバーを洗う際やカバーの表裏を入れ替える際には、中材のウレタンを出し入れする必要があります。しかしながら実際にやってみるとウレタンフォームとカバーの相性の問題でかなり引っかかり、スルッと抜けません。出し入れが割と困難になりますので、気軽にカバーや中材をひっくり返すのが大変だと思いました。
また中材が三分割であるため、きれいに並びにくいのもちょっとしたデメリットだと感じました。中材がズレた状態だと寝る時にも違和感がありますし、見た目もあまりよくありません。三分割であることで寝心地の調整や自宅で簡単に水洗いが可能となっているため、そのメリットと天秤にかけて選ぶ必要があると思います。
総合評価
「蒸れないもっちりマットレス」は品質や機能性、保証なども手厚く、製品自体のクオリティは非常に高いと感じました。マットレストッパーであるため、マットレス自体を変えるよりコスパ良く済ませることができるのもメリットです。
ただし低反発であるため人を選ぶと思いました。寝返りがラクになるマットレスやトッパーを求めている方にとっては向いておらず、逆に寝心地を向上させたい方や腰が浮いてしまうのが気になっている方にはおすすめです。
蒸れないもっちりマットレスの詳細
高密度な低反発トッパー
蒸れないもっちりマットレスは低反発ウレタン素材の4cm厚トッパーであるため、硬すぎるマットレスに重ねたり、長年使ってヘタりを感じるマットレスに重ねて寝心地を改善します。安価な低反発とは異なり、高密度な素材(筆者推定50D前後)を採用しているため低反発でも比較的長く使えるマットレストッパーです。ウレタンフォームで信頼のあるアキレス(株)の『ムマック』という素材を使っているため、品質は確かなものです。
三分割のためエリアで好みの寝心地に変えられる
蒸れないもっちりマットレスの中材には片面だけ「プロファイル加工」という凹凸のカットが施されており、体を点で支えるため圧迫感が少ないというメリットがあります。表裏で寝心地やフィット感を変えられるうえに、中材が三分割構造になっているので腰だけフラット面を使用する、といった使い方も可能です。
カバーは夏面と冬面のリバーシブル生地
付属のカバーも表裏を変えることで異なる機能性を試すことができます。白色の面は銀イオン素材を配合した「夏用」、ベージュの面は裏起毛の「冬用」となっているリバーシブル生地です。夏用はサラッとしていて放湿性が高く、冬用はふんわりとして保湿性が高いため通年快適に使い続けられます。
ウレタンなのに水洗い可能
一般的にウレタンマットレスは水や湿気に弱く、汗やおねしょからは防水シーツなどで守らなければなりません。しかし「蒸れないもっちりマットレス」は水洗いができるほどのウレタン素材を採用しているため、長期の使用による臭いや菌を対処することができます。低反発なのに通気性が非常に高い素材となっていることで従来の低反発素材の課題だった衛生面を克服しているのです。
自宅で60日間じっくりお試しできる
通販のマットレスは実際に触れることができないのが不安ですが、こちらのマットレストッパーは60日の返品保証がついているため「使ってみて合わなかった」という場合は返品することできます。返品の際の送料はお客様負担ですが、代金は全額戻ってくるため普通にマットレスを購入して失敗するのと比べるとリスクはかなり小さいものです。マットレストッパーで返品保証つきの製品は珍しいため、「コスパよく今のマットレスの寝心地を改善したい」と考えている方には手を出しやすいでしょう。
以下、具体的な返品条件となります。
蒸れないもっちりマットレスの口コミ・評判
スリープエンリッチ「蒸れないもっちりマットレス」の口コミや評判について調査してみました。
良い口コミ
SNSやECサイトのレビューを探してみたものの、良い口コミは一切見つかりませんでした。
イマイチな口コミ
同様によくない口コミ、悪い口コミもSNSやECサイトのレビューを探してみたものの見つかりませんでした。まだ発売して間もないということもあり、口コミがほとんどないのが現状です。
評判がある程度でてきましたら当ページも更新いたします。
蒸れないもっちりマットレスのメリット・デメリットまとめ
メリット | デメリット |
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きれいな寝姿勢を保ちやすい 水で洗えるため衛生的 低反発にしては蒸れにくい 通年快適なリバーシブルカバー 高密度なため比較的ヘタリにくい コスパよく寝心地を改善できる お試し期間で失敗のリスクが少ない | 寝返りが多少しづらくなる 中材の出し入れが大変 見た目以上に重たい |
蒸れないもっちりマットレスの値段・サイズ展開
本ページ執筆現在では公式サイトのみでの販売となっております。
公式サイト | |||
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値段(税込) | 39,800円~ | – | – |
送料(税込) | 880円 ※ | – | – |
サイズ展開 | シングル セミダブル | – | – |
期間限定で送料無料キャンペーンを開催することもたまにあるようですので、気になる方は公式ページを覗いてみてください。
【まとめ】蒸れないもっちりマットレスはこんな人におすすめ!
- 新しく買ったマットレスが硬すぎた…
- 反り腰だから腰が浮いて痛めてしまう
- 手軽に寝心地を良くしたい
- 低反発素材を探しているけど
上記に当てはまる方にはスリープエンリッチ「蒸れないもっちりマットレス」は非常におすすめできます!逆に「寝返りがツライから反発力があるマットレスがいい」という方には別のマットレスにすべきだと感じました。
60日のお試し期間もありますので気になった方はぜひお気軽に試してみてください。