限られたスペースや予算のことを考えて、ブレインスリープマットレスを床に直置きしたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。しかし、直置きのメリットやデメリット、寝心地や湿気対策など、気になる点が多いのも事実です。
この記事では、プロの意見をもとに、ブレインスリープマットレスを床に直置きする際の注意点やデメリットへの対策を解説します。また、実際に直置きで使用しているユーザーの評価もご紹介します。
ぜひ、この機会に直置きが自分に適しているかどうかを判断し、快適な睡眠環境を整えましょう。
ブレインスリープマットレスを床に直置きするメリット・デメリット
ブレインスリープマットレスを床に直置きするメリット・デメリットについて、考えてみました。
メリット
- 部屋を広く使える
- 低コストである
マットレスはベッドフレームより一回り小さいので、直置きで使うと部屋を広く使うことができます。使わないときはマットレスを壁に立てかけておけば良いので、見た目もシンプルで、スッキリします。ブレインスリープマットレスは3つ折りできたり、シンプルに収納できたりするので、押し入れ収納が可能です。
また、マットレスの準備だけで済み、ベッドフレームの購入の必要がないので、低コストです。
デメリット
- 湿気が溜まりやすい
- ホコリやダニなどのハウスダストを吸い込みやすい
- 床冷えの影響を受ける
- マットレスの寿命を縮める
大きなデメリットは「長期間直置きマットレスで寝ると、健康を害する可能性がある」ことです。健康に良くない理由は2つですが、1つ目は、湿気が発生しやすいことです。人間は睡眠中にコップ1杯くらいの汗をかくと言われていますが、マットレスを直置きすると、睡眠中にかいた汗がマットレス内部に溜まってしまいます。ベッドフレームにマットレスを敷いている場合は、マットレスが床と直接接していないので、湿気を上部と下部から放出できますが、直置きの場合は上部からのみなので、十分に放出できません。湿気が溜まれば、カビやダニが繁殖するので、健康上、好ましくありません。マットレスの一般的な素材としてはウレタンが挙げられますが、ウレタンは通気性が良くないので湿気には注意が必要です。ブレインスリープマットレスはファイバー素材なので、空間がたくさんあり空気を非常によく通しますが、それでも気をつけた方が良いでしょう。
健康に良くない理由の2つ目は、マットレスを直置きすると床が近いので、床のホコリを吸い込みやすくなることです。さらに、マットレス周辺の掃除も行き届かなくなるので、ホコリやダニなどのハウスダストアレルギーの原因にもなり得ます。
また、マットレスを直置きしていると、床冷えで眠りを妨げてしまう可能性もあります。床冷えとは、冬に暖房で暖まった空気が冷たい窓に触れて冷気となり、床に流れ込み床が冷える現象です。
さらに、直置きマットレスの内部に湿気が溜まると、素材の劣化を招き、マットレスの寿命を縮める原因となる可能性もあります。カビも発生すると完全除去は難しく、状況によっては買い替えが必要になることもあるでしょう。
ブレインスリープマットレスは床に直置きしない方がいい?
ブレインスリープマットレスはオーバーレイは直置きNGですが、フロートは直置きOKです。というのは、ブレインスリープフロートは3層構造で体に触れる面は柔らかく、床に触れる底面は硬くできているため、体が沈み込む「底付き」の心配がほとんどないからです。
一般的に、薄いマットレスを直置きすると、体が沈み込み、床に体が接してしまう「底付き」が心配です。底付きは体重が分散されないため、腰痛の原因になる場合があります。ブレインスリープマットレスは体圧分散性と高弾力性に優れ、体をサポートしてくれます。
ブレインスリープマットレスフロートは直置きしても問題はないです。しかし、使う方によっては硬さを感じる場合もあり、また、ファイバー素材という素材の特性上、冬に底冷えを感じてしまうことも考えられます。まず、直置きで寝てみて、硬さが気になったりや底冷えで眠れなかったりするのであれば、今ある寝具の上にブレインスリープマットレスを敷くことをおすすめします。
ブレインスリープマットレスの直置きによる湿気対策と衛生面について
ここでは、ブレインスリープマットレスの直置きによる湿気対策と衛生面について説明します。
- 多少カビが生えやすくなるが心配するほどではない
- 床に直置きする際にやるべき湿気対策
多少カビが生えやすくなるが心配するほどではない
ブレインスリープマットレスは90%が空気という超通気性物質が素材なので、そもそもあまり熱がこもらず、湿気もたまりにくいです。マットレスの中の素材にカビが生えることはめったになく、生えるとすればマットレスを包むカバーでしょう。カバーもマットレスも丸洗いできるので、簡単にお手入れができ、カビ・ダニも心配するほどではありません。
床に直置きする際にやるべき湿気対策
床に直置きする際にやるべき湿気対策としては、下記のことがあげられます。
- すのこを敷く
- 除湿シートを敷く
- 立てかけて陰干し
マットレスの下にすのこや除湿シートを敷くと、マットレス下に溜まる湿気を除去してくれます。高さのないすのこベッドフレームであれば、場所を取らずに使用できます。さらに、毎日の外干しは大変ですが、起きたら壁に立てかけるなどマットレスを敷きっぱなしにしないようにしましょう。すのこや除湿シートを敷くことと一緒に、立てかけての陰干しを行うとより効果的です。
また、ブレインスリープマットレスはシャワーで丸洗いできるのも大きな特徴です。丸洗い後は風通しの良い所に干し、十分に乾燥させましょう。
ブレインスリープマットレス直置き時の機能性と寝心地について
ブレインスリープマットレスを直置きした場合とトッパーとして使用する場合を比較をしてみます。トッパーとは、寝心地を改善するためにマットレスの上に敷いて使う寝具です。マットレスのヘタリ対策や寝心地の悪さの改善に使用します。
- 弾力や硬さを感じられる
- 底つき感はないが圧迫感が生じる
弾力や硬さを感じられる
ブレインスリープマットレスは、直置きして使うこともできますが、トッパーとして今使っているマットレスの上に重ねて使うことも可能です。しかし、トッパーとして使うと下のマットレスの寝心地が影響してしまいます。直置きした場合の方が弾力や硬さを感じることができます。
底つき感はないが圧迫感が生じる
直置きして底付き感や底冷えを感じた場合はトッパーとして使うのは良いでしょう。しかし、ブレインスリープマットレスは硬めのため底をつく感覚は少ないです。ただ横向き寝の方は多少圧迫感を感じる可能性があります。
実際にブレインスリープマットレスを直置きするユーザーの口コミ
直置きでも問題ない(2件)
底付き感は全くない
フローリングの床面に直接敷いていますが、底付き感は全くなく、しっかりと身体を支えてくれています。
公式から引用
カサカサする音もほとんどなく、寝返り時も気になりません。脚側が少し高くなっているのも、私は全く気になりませんでした。
腰に負担がなく、疲れが良く取れている感じ
フローリングに直線敷いて使うことにしました。 最初の数日は、身体が浮くような不思議な感覚でした。 今では慣れてしまい特別な寝心地でもなくなりましたが、 腰に負担がなく、疲れが良く取れている感じがします。
公式から引用
薄い(2件)
私には慣れが必要そう
そのまま敷いて寝れるとありますが、かなり薄いので腰痛持ちの私には慣れが必要そうです。
Yahooから引用
薄くて不安がったが意外と寝心地がいい
薄いマットレスだったので、他の方のレビューを見て届くまで少し不安がありましたが、意外と寝心地はよかったです。 睡眠の質が改善されているかまではまだ分かりませんが、心地よい眠りが続いていくといいなと思います。 あと、水で丸洗いできるのが、とても衛生的でいいなと思います!
公式から引用
寒い(2件)
腰のあたりが寒い
冬に購入したのですが、ノーマルカバーを選択したら、腰のあたりが寒い。追加で市販の起毛カバーをつけました。それ以降は、寒くもなく快眠しています。
公式から引用
夏も、快適に寝れそうです。購入して良かったです。
冬は底冷えする
冬は底冷えするかのように寒いです。暖かい敷パットを敷いても底冷えします。電気毛布のような温めるものは使えないし、困りました。アルミの敷シートを使って寝てます。せっかくの通気性はどうなんでしょう?
Yahooから引用
硬すぎる(1件)
柔らかめが好きな人には向かない
自分には硬すぎた。初日から身体が痛くなってしまった。
Amazonから引用
以前使っていたものがマニュフレックスという高反発のウレタン製のものだったので、それに慣れすぎてしまったからかもしれない。
しかし、、、かなり痛い。柔らかめが好きな人には向かないと思われます。
まとめ
ブレインスリープマットレスを床に直置きする際の注意点やデメリットへの対策についてご紹介してきました。
ブレインスリープマットレスは、直置きしても全く問題ありませんが、衛生面を考えて湿気対策が必要です。直置きして底付き感や底冷えを感じた場合はトッパーとして使うのも良いですが、直置きした方が弾力や硬さを感じることができます。使う方によっては底付き感を感じる方もいますが、総じて硬めのため、底をつく感覚は少ないです。しかし、ブレインスリープマットレスが最も真価を発揮するのは仰向き寝のときです。寝返りをうつときや横向き寝の方は圧迫感を感じる可能性があります。
プロの意見やユーザーの口コミを参考にして、直置きが自分に適しているかどうかを判断し、快適な睡眠環境を整えましょう。